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夢枕の子守歌

一度も聞いたことが無い子守歌を歌っている。
夢だった。
枕の側に座って頭をなでてくれる。
涙が止まらなくて眠れなかった。
早く寝なさい、と言う。
歌が終わってしまうじゃないか。
また歌うよ、と言う。
結局眠れないままに目が覚めてしまった。
寝ればよかった。
あなたの前で眠りたかった。
もう一度歌を聴きに行けばよかった。
ただ、まだ、泣いている。
起きることもできないまま眠ることもできなかった。