abhyAsaH

lock

やる気は来ない

真っ白な紙に点を入れることを怖がっている。
積み上がった作品を背にペンを握っている。
何が怖いんだろう。
何が怖いんだろう、から先へ進めない。
ペンを放り出すこともできず、後ろにも倒れ込めず、少し前屈みになってただじっとしている。
怪獣の足が僕を踏み潰してくれればいいのに。
押された衝撃でペンが届く気がするのに。
怪獣は来ない。
紙は真っ白なままだ。