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逆さ桜

逆さ桜の季節です。
空から伸びる桜の大樹。
地上に枝が刺さって登れるようになっている。
春はお花見にちょうどいい。
枝によっては登山ならぬ登木になるらしい。
誰も頂上を知らない。
「でも、頂上辺りは幹になるから、花が無くてつまらないね」
君の言葉になるほどと思う。
空の上は天国だと言う。
天国の人は花が見たくて降りてくるんだろう。
だからこうして君に会える。
私的には、地上側が花でいいかな、なんてね。
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基礎を知らぬまま応用を学んで意味があるのか

メモ
無いとは言わないがそればっかりやっていても語学は身につかないなと思った。

今日は自作一ページ漫画の翻訳をしたので、翻訳過程で学んだことをいくつか記録しておこう。

今日学んだこと
  1. 副詞は順番や位置が大事
  2. 語尾でニュアンスを調整できることがある
  3. 口語と文語の違いを知る
  4. 時制も助詞も活用もむずい
  5. 慣用句を疑う
  6. 日本語って自由だ……


副詞は順番や位置が大事
これは英語・中国語・韓国語問わず大事。
なんなら日本語でも大事。

例えば「かなり大きなりんごがあります」という文章。
これが「大きなりんごがかなりあります」だと意味が変わってしまう。

副詞は特に位置が変わっても一見読めてしまうし、文法的なおかしさに気がつきにくい。外国語ではとりわけそう。

また、英語と中国語では文章の冒頭に副詞を置くことで、文章全体の意味を調整することがある。

そして副詞を複数並べるときの順番もある。

……調べようと思ったらすぐに情報が出てこなかった。後でじっくり調べる。

その言語特有の副詞の感覚は覚えておきたい。

語尾でニュアンスを調整できることがある
主に中国語・韓国語・日本語もそう。

たとえば"应该还是挺难的吧?"は「挺(形容詞)的」という慣用句(?)で、「的」は助詞ではなく語尾を調整する言葉。日本語の「~だよ」。
「吧」は「~だよね?」。

韓国語ならヘヨ体なんかが代表例。

韓国語は活用を覚えるだけだけど、中国語は助詞などと同じ言葉が別の使われ方をしていて難しい。
活用を覚えるのも大変だけども。

文語と口語の違いを知る
これはどの言語も同じ。

単語によって文語的か口語的か違いがある。

日本語なら、「驚く」と「驚愕する」はイメージが違う。

翻訳する言葉が文語か口語かを考えることが大事。

時制も助詞も活用もむずい
むずいよ~!
時間軸が変わるだけで意味が変わってしまう。

単純に過去と現在と未来だけでも難しいのに、事態はさらに複雑。

「過去に行われたことが完了して今も続いている」と「過去に行われたことを今もずっと続けている」で微妙な差があったりする!
これは韓国語だけど、英語の現在形と現在完了形の使い分けも似た難しさがある。

助詞も日本語の「~に」と「~で」にそれぞれ相当するものが同じ「~に」で訳されていたりして、ややこしい。

活用なんて論外。難しくないわけない。
日本語なんて一つの動詞の活用覚えるだけで片手に収まらないくらいバリエーション覚えなければならない。
特殊な活用なんて目も当てられない。

なんというか……強く生きよう!
日本語が覚えられるなら他も覚えられるよ。

慣用句を疑う
"짓다"の意味の一つは「作る」。

表情+"짓다"で「~の表情をする」という慣用句になる、らしい。

英語の"make"じゃん!になった。makeって自由な単語のイメージ。

例えば機械翻訳で直訳したときに、日本語に再度戻して「ん?」と首を傾げる言葉があったら、慣用句の可能性がある。

疑ったならとにかく検索だ。便利な時代だな……。
辞書とかもいいけどね。

日本語って自由だ……
自分が日本語を自由に使えることに感動している。

日本語って便利だ。語尾でニュアンス調整ができるし、一人称は多いし、語順はまぁまぁ自由でいい。

多様な表現には便利。というより、自分の肌になじむのか?

あたりまえだけど、母語だからね。程度の差はあれ、母語は自由に使えるものだ。
逆に母語以外で日本語を学ぶ人は大変だろうなぁ……。

でも、日本語特有の表現があるなら、外国語特有の表現もあるはずだ。
私はそれが知りたい。面白そうだから。

まずは面白い表現を模索する応用より先に、文法を学んで基礎を固めないとね……。
↑この文章を書いて、「かためる」の使い分けって外国人泣かせなのかなと思った。
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未完成の完成品

まだ足せる気がする。
まだ削れる気がする。
創作はずっとこう。
完成なんて無い。
限界があるだけ。
まだ足せるのに。
まだ削れるのに。
手が届かなくて筆を置く。
未完成の完成品。
君はこれを美しいと言う。
そして少し救われる。
そして少し悔しがる。