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ライン

筋肉の曲がる角度を超えていく手から足まで美しい線
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彼の魅力

流し目がえっと開いて逸らしては赤くなる頬隠す節の手
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小袋のしょうゆ

小袋のしょうゆの口を舐められる結婚なんてする気になれず
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有意義な休日

座り込み輝く文字とにらめっこ腰は痛いし夜一時
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早起き

起きるのよアラームラジオストレッチ手を尽くしてもまどろむ視界
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積み重ね

積み重ね鉄鋼レンガほこりでも百年後には灯台が建つ
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文字の美学

一文字を削るためだけ一時間落ちた画鋲は踏む前に取る
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短命

走り抜く脇目も振らず死ぬまでは花火咲かせる死ぬ間際には
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昼の灼熱

影強し見守る君に汗光るラムネを開けて夕暮れを待つ
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全知より遠い僕

全て知るわけではないが僕の庭知識の庭が花束がある