進捗「オリジナル曲『献身』」

2024年2月10日

目次
  1. 概要
  2. コンデンススコア制作
  3. THROAT

概要

オリジナル曲を制作しています。

サビの一部分、インストのみ、未Mix状態です。
現在打ち込みとボーカルの調声が完了しています。

間に合えば月末にあるボカコレに投稿する予定です。
動画を作らなくてはいけないので、ちょっと間に合うか不安です。

今回この楽曲を作るに当たり、二つ新しいことをしました。
コンデンススコアの制作と、プラグイン「THROAT」を使用した調声です。

コンデンススコア制作

コンデンススコアとは、ざっくり言うと簡易化した楽譜です。
例えばオーケストラでは演奏する楽器それぞれに楽譜があります。これらすべての楽譜を要約し、最小限の構成にした楽譜が、コンデンススコアです。
(私はオーケストラや吹奏楽に詳しくないので、説明が間違っているかもしれません。すみません)

今回このコンデンススコアの考え方を取り入れ、実際の楽曲で使用する楽器で打ち込む前に、一つの楽器のみで編曲をしてみました。

実際にコンデンススコア的な考え方で打ち込んだ音源です。
先ほどご視聴いただいた制作途中の音源と同じ部分です。

イラストを描かれる方には、グリザイユ画法的手法であると言うと、その利点が伝わると思います。
一つの楽器のみで曲を書いてみると、楽器ごとの音色に囚われること無く、音の高さと響きにだけ集中して編曲ができました。

私は普段イラストをグリザイユ画法(に似た画法)で描いているので、楽曲制作においてもグリザイユ画法的手法が合っているのだと思います。

THROAT

先日SNSでTHROATというプラグインを見かけ、その機能に一目惚れして即購入してしまいました。

Auto-Tune
THROAT

ざっくり言うと、人間の喉の動きを再現して音を加工するソフトです。
私は前から「人間の喉の動きに基づいた声の加工がしたい」と考えていて、THROATに出会ったのは運命的だと思いました。

THROATを実際に調声に使用した音声です。
無調声→CeVIOでの調声→THROATを含めたDAWでの調声の音声が順に再生されます。
歌ってくれているのはCeVIOの緑咲香澄です。

THROATは全体の声質変化と、がなり声の部分に使用しています。
元の淑やかな声も素敵ですが、力強く調声した声も迫力があって好きです。

THROATは他にも、英語っぽい発音をさせたり、優しい声にさせたり、囁き声にさせたりすることができます。
……ここまで書いて思ったのですが、なんだかAuto-Tuneの回し者みたいですね。ステマじゃないですよ!
でもTHROATは音声合成ソフトの調声をする方におすすめです。