『愛とはあなたを破壊する魔法』製作記録十一
進捗
シナリオを書いたり、スチルを描いたり、SEを作ったり、プログラミングをしたりしました。
背景素材やBGMも作りました。
(画像四枚目はティラノスクリプト版)
ティラノ版について
ティラノスクリプト版のプログラミングをしています。
現在基本的なシステムがほぼ完成し、最初から最後まで通しで遊べるようになりました。
残るはシステム系(セーブやロード、バックログなど)のプログラミング、エンドロールの実装、そしてデバッグです。
デバッグが現状やっかいな部分です。
立ち絵表示・変更システムにおいて、スキップ機能使用時低確率で表示バグが起きます。起きる表示バグは以下の二種類です。
- 口パクシステムにおいて、本来口開け状態・口閉じ状態のどちらかだけが表示される状況にもかかわらず、そのどちらも表示されてしまう(そして表示される表情は、現在表示するべき表情と一つ前の文章で表示していた表情の二種類ある)。
- 表情変更が行われず、ある地点(具体的にどの地点かは未検証)の表情がそのまま表示されてしまう。
このバグの原因がわからず、また再現性が低いため、頭を抱えています。八十回スキップして一回起きるかどうかです。
この立ち絵表示・変更システムは独自のタグをjavascriptで記述して作っているため、おそらく私が書いたjavascriptのプログラムに原因があるのだと思います。
考えあぐねた末chatGPTに聞いてみたところ、以下のどれかが原因ではないかという返答がありました。
- メモリリーク
- イベントハンドリング
- 非同期処理の競合
- プログラム実行タイミングのずれ
これを参考にしながらデバッグを進めていきます。解決しなかった場合はこのバグを残したままリリースします……。
SEについて
SE作成にはGameSynthとREAPERというソフトを使用しました。
GameSynthは効果音作成ソフトです。打撃音、風切り音、環境音、足音など、各ジャンルに特化したシンセサイザーを多数搭載し、一から効果音を作成することができます。また既存の音声を加工して新しい効果音を作成することも可能です。
REAPERはDAWの一種です。主な使用用途は楽曲制作ですが、音声の加工にも使用できます。効果音の臨場感を高める加工や各効果音の音量調節のために使用しました。
主に以下の音声をGameSynth・REAPERで加工してSEを制作しました。
- 効果音ラボからお借りした音声
- 自分で録音した音声
- GameSynthで作成した音声
GameSynthは、効果音素材サイトに無い素材を作ったり、素材はあるけど場面に沿わないという状況で場面にあった素材を作成・加工できたりと、非常に便利なソフトです。
難点は値段が高いことで、大体四万円します。私は半額セール時に購入しましたが、それでも二万円と、少し購入を躊躇する価格でした。
GameSynthを販売しているTsugi Studioでは、一ソフト五千円と比較的低価格なDSPシリーズも販売しています。特定の分野に特化した効果音作成ソフトのシリーズで、例えば「ファンタジー世界の効果音作成ソフト」「アニメ・ゲームの効果音作成ソフト」などがあります。
GameSynthよりも初心者向けに設計されているので、楽に効果音を量産したい、効果音素材サイト巡りが大変という方におすすめです。
進捗状況について
進捗状況 | 該当項目 |
---|---|
完成 | 立ち絵、BGM、シナリオ、背景素材、SE、プログラム(Ren’py版)など |
進行中 | スチル、プログラム(ティラノスクリプト版) |
未完成 | その他イラスト |
シナリオ、背景素材、BGM、SEはすべて完成しました。
ただし背景素材に関しては仮素材も混ざっています。ティラノスクリプト版完成後、ブラッシュアップ期間で本素材を作成する予定です。
残るはスチルとプログラミングのみになりました。
スチルの量から見てティラノゲームフェスに間に合うか不安です。ただ今年間に合わなくても来年出せばいいことですし、スチルさえ終わればとりあえずRen’py版を配布できるので、がんばります。