カテゴリー: 悪魔の正しい死に方

悪たし短編小説『いいよね』

2025年3月8日
概要 本編 抱えていたチョコの袋や箱を、バサバサとゴミ箱へ落とす。メッセージカードの束をちぎって捨てる。「黒永くんへ」「愛一へ」の部分は細かくちぎる。元の持ち主がわかると、なんでか返されたり、怒られたりする。だから学校に物を捨てるときは気をつけてる。 先生が使う方の玄関から校舎裏 […]

悪たし短編小説『生きていていいと言うために』

2025年2月8日
概要 本編 襟ごと首が持ち上げられ、頭が後ろへ倒れる。老人を見上げる。彼は白い眉でまぶたを潰し、歯を食いしばる。怒鳴り声が脳に響く。 「美貴を殺したのはあんたか?!」 老人は俺を揺らし、「答えろ」と怒鳴る。 俺たちの間をおばさんが割って入った。おばさんは老人を引き剥がす。 「お父 […]

十月毎日小説執筆企画まとめ

2024年10月5日
概要 おごりがい 2024/10/01とな天 店内にいるのは、チャーハンをかき込むサラリーマンや酒をあおる老人。店に入るとき、煙草の匂いがした。店の中央の席を陣取る学生服のおれたちは浮いていた。 「ほら、好きなだけ頼め」利田先輩からメニューを手渡される。 九十とメニューを見る。ザ […]

長編小説『悪魔の正しい死に方』

2024年7月27日
死んだはずの幼なじみ・黒永愛一が悪魔になって帰ってきた。安藤正継は死神から黒永の殺害を依頼される。悪魔は人を食べないと生きられない。だが人を食べて強くなりすぎた黒永を殺せるのは、もう安藤しかいない。黒永は言う。「この体さえあれば、キミをもう一人にしない」安藤は黒永を殺せずにいた。悪魔になった幼なじみを殺すまでを描く陰鬱ブロマンスサスペンスノベル。
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