創作アイデア『ブロマンス1』

2022年10月28日
発端 下位互換のような人間は生きていてはいけないのか?という疑問 テーマ・要素 「生きていい人なんかいない。生きたい本能と生きていてほしい人がいるだけだ」 優生思想とディストピア 一途すぎる献身×クズ 自分勝手、傲慢 好きになった人が好き 蜘蛛の糸 あらすじ 能力は低く性格も悪い […]

詩『苦楽8』

2022年10月17日
血を吐いていたんだよ。血で絵が描けると知って、意図的に、作為的に、効率的に、吐こうとしているんだよ。だから本来は、体の警鐘信号なのに、無為に吐き出した血が、何の価値も無いものに見えるんだ。

詩『苦楽7』

2022年10月17日
尊厳の先にわたしたちの幸せがある。なのにわたしたちは、自分を傷つけることでしか、快楽を得られない。幸福は平常、自傷は麻薬。わたしたちは凡人にだってなれない。

詩『幸福の赤い糸』

2022年9月30日
わたしと幸福は別の世界に生まれたんだよ。体と幸福は別々に生まれて、ふたりを繋ぐのは赤い糸で、誠実なわたしたちは一途で、だけど別々の世界に生み落ちたんだ。可哀想なわたしの幸福!

詩『苦楽6』

2022年9月30日
あたしの救いがたい罪につけ込んで腐った脳を、血をくべた炎でドロドロに溶かして、装飾された鋳型に流し込んで、冷えて透き通ったガラス美人画の、あたしではないあたしを愛して。世界の三原色を透過して、ところどころ不透明に輝くかつてのあたしに、あなたの罪を映して。

詩『苦楽5』

2022年9月25日
あなたの苦しみより先に、わたしの苦しみを置いておきたいの。それが地平線上にあるものだから、どうしたって神様は、衛星写真しか見ていないってわかるの。

詩『サイレンの歌』

2022年9月22日
身体を剥いで歌ったサイレンに、どんな囁きでもいいから返事をして。皮を、骨を、臓器だって音に変えて、渾身の血肉で叫んで、跡形も無く私がほどけても、「そうだね」という平坦な声だって聞き逃せない。私たちは二度と明かりの付かない暗室にいる。だから声を出すことだけが、どんな声を出すかという […]

詩『生死4』

2022年9月22日
死ぬよりもずっと辛いところへ行こう。生まれることも生きてることも間違いだって何度だって証明しよう。そうして僕たちの教科書を編んで存在しない僕たちの子どもに贈るんだ。喜んで、喜ばないで。

詩『愛2』

2022年8月5日
愛の終わりを教えて。いつの間に、しめやかに、棺桶で眠っていたかつての恋人の顔を教えて。きっとわたしの恋人と、やすらかさが、軽さが、そっくりそのまま同じに見えるから。愛の終わりが間違いなく誰にでもあることを教えて。その方が多分、安心する。

詩『復讐ですらないと思ってしまったんだ』

2022年7月24日
貴方の作ったものをめちゃくちゃにしてやりたいのよ。数時間かけて配給した食事を焼却炉に捨てて、三日かけて描いた絵を粉々に砕いて、幾年かけて無駄にしたあたしを追いつけないところに埋めてやりたいの。それでも貴方が、箱に遺った骨を、子どもより軽そうに、命より重そうに、抱きしめたとき、どう […]
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