創作アイデア『アンチ・ポッシビリティ』
発端
SNSでヤンデレゲームの話題を見かけ、自分でヤンデレゲームを作るならどういうものになるか考えた。
140字紹介
『アンチ・ポッシビリティ』この部屋には玄関だけが無い。朝起きて見上げれば見慣れた同居人が微笑んでいる。朝食を食べ、テレビを見て、うたた寝をして、同居人に起こされて昼食を食べる。この生活の中に玄関だけが無い。「外になんて出なくていいよ」同居人が笑う。「そんな可能性君にはいらないの」
ジャンル
ヤンデレから脱出したりしなかったりの怖ふわ日常系短編ADV
キャッチコピー
君が平和に暮らしていくのに玄関は必要無いの
当世界観で表現できる心情・葛藤
人生に存在する可能性とは幸福ばかりではない
ならば幸福の可能性を排除してでも安定した、悪く言えば何も起こらない生活に押しとどめるか?
自己を排除した献身
象徴的なアイテム
玄関
世界の中で特徴的な技術
記憶世界展開技術とそれを応用した安定的小世界の構築・運用
象徴的な事件シーン
一日の始まりに、同居している人間が男性か女性かを選ぶ選択肢が提示される。選んだ人間とその日の生活を送る、よくあるADV方式。一日の最後に同居人が「今日の自分はあなたにとって好ましかったか」を尋ねてくる。好ましくなかったと答えると、翌日の同居人の選択肢から昨日選んだ同居人が消え、まったくの別人の選択肢が提示される。
エピソード
選択肢で提示される同居人はどれもまったくの別人のように振る舞うが、実は全て一人の人間が演じているだけ。このキャラクターは主人公が安定して暮らせる世界を作るため、どんなパートナーなら主人公が気に入るかをテストしている。
選択肢にはこのキャラクターを選ぶ選択肢が隠されている。彼※は自分自身が主人公のパートナーにふさわしいとは思っていない。
※便宜上彼と呼んでいるが、このキャラクターにも主人公にも性別は設定されていない。その可能性を彼が排除しているため。
問題点
システム・物語構成先行でキャラクターの設定が無いに等しい
備考
心中水族館と世界観が同じ