創作アイデア『どこにも行けない』
2022年12月17日
発端
日常の中に突如現れる異質なもの、というコンセプトを中心に世界観を作ろうと考えた。
世界観アイデアを出す工程を体系化するための試行をした。
140字紹介
『どこにも行けない』人間が突如融解し、人間という卵から生まれるように未確認生命体が現れる現象、通称・扉。混乱する社会と裏腹に、引きこもりの主人公は今日もゲームと睡眠にいそしむ。ある日同居する寝たきりの父が扉となり宇宙人を名乗る生命体が現れる。彼は言う「君の父親になろうじゃないか」
ジャンル
擬似親子系ブロマンス
キャッチコピー
たとえ侵略者でも、オレにとっては家族だった
当世界観で表現できる心情・葛藤
どこにも行けない
ここではないどこかへ
価値観の相違、誰かにとって害である人は自分にとって大事な人かもしれない。逆もしかり
象徴的なアイテム
扉
世界の中で特徴的な技術
人間圧縮技術、複合化
人間製どこでもドア
象徴的な事件シーン
カフェでお茶を飲んでいた男性と女性。男性がにこやかに話しながら、シャツのボタンを外していく。シャツを開ききると、肋骨が勢いよく飛び出し、男性が縦に真っ二つに割れる。彼岸花のような骨と肉の間から、腕を触手のように何本も生やした異形の生命体が這い出て、カフェにいた人間を蹂躙する。
エピソード
主人公の父が扉になる直前、主人公は父の生命維持装置を外していた。物語途中までは擬似父宇宙人が実父の死因であると表現するが、実は本来主人公が殺していたはずだった。主人公は、自分の代わりに実父を殺した宇宙人に対して後ろめたさがある。
問題点
さすがに扉の設定が猟奇的すぎる。
備考
没ネタ