『わりばし』

2023年1月12日

わりばしに命をかける人がわたしです。
この地球に最低四千人はいるわりばし命かけ人の中でも、
わりばしのどこをどう持っていつどのように割ればよい音が出るかに命をかけているのがわたしです。
その音にこの世の美しさの全てがあり、
その美しさは人が対価を出せるほどだと本気で思っています。
ばかばかしい話です。
でもわたしは、わりばしを割る音を聞く度に、
脳が溶けて熱くなってしまうのです。


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